親業

薫との親子関係では、親としての無力さを徹底的に思い知らされた。

とにかく私は嫌われているのだ、と本当に悲しかった。普通に笑い合って一緒に過ごしたいだけなのに、と毎日毎日思っていた。

でも全て私が悪かったのだ。

薫は、私に親としてしてはならないことを悉く指摘した、全力で、反抗という態度で。

親は、こどもであっても一個の人間だということ、別人格だということを本当の意味で理解しなければならない。

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