Arch Linux インストール日記 5

オーディオ機能 AlsaMixer/asoundconf、ブラウザ Firefox/Vivaldi、テキストエディタ Gedit、ペイントソフト Krita その他色々

というわけで、デフォルトの状態ではブラウザ一つ入っておりません

とりあえず、こういう風に入れよう的な感じで書いていきます
公式サイトでも紹介されていますので、色々見てみるのも良いかも知れません
なお、Steam に関しては説明が長くなりますので近いうちに6で紹介します

公式Wiki
https://wiki.archlinux.jp/index.php/アプリケーション一覧

AUR公式
https://aur.archlinux.org

それでは始まります



2024年2月14日追記分。
と、その前に、Windows にもある基本的なものが現時点で入ってないので、そこを入れていきます
これらは、全て Xfce4 標準のものですので、親和性高いと思います

・スクリーンショット  ※ Prt Sc キーを押すことで自動的に実行されます
$ sudo pacman -S xfce4-screenshooter

・メモ帳  ※アクセサリーに追加されます
$ sudo pacman -S mousepad

・画像ビューア  ※グラフィックに追加されます
$ sudo pacman -S ristretto

・スクリーンセーバー  ※設定に追加されます
$ sudo pacman -S xfce4-screensaver

・タスクマネージャー  ※アクセサリーに追加されます
$ sudo pacman -S xfce4-taskmanager
オーディオ機能の有効化

じつは Arch Linux はデフォルト状態でサウンドが ミュート 状態となっているため、それを解除する必要があります

・Advanced Linux Sound Architecture の導入

$ sudo pacman -S alsa-utils

・AlsaMixer  の起動

$ alsamixer

起動後に表示されているサウンドカードがデフォルトのサウンドとなっていますので、それが希望するものであれば画面上の Master の箇所にカーソルを持っていって M キーを押すことで ミュート=MM を 解除=00 することが出来ます
あとは ↑ キーで音量を上げます

Esc で AlsaMixer を抜けた後、下記のスピーカーテストで音が出るか確認します

$ speaker-test -l 4

これで音が出れば、終了です

------------------------------------

もし、起動後に表示されたサウンドカードが希望するものでなかった場合、以下のことをする必要があります

とりあえず、AlsaMixer  の画面で F6 を押して使いたいのサウンドカードを選択し、Master の場所までカーソルを移動 M キーを押してミュート解除して音量も上げておき Esc で AlsaMixer を抜けます

次に、下記の AUR のサイトから asoundconf をダウンロードしてインストールします
右のパッケージアクションからスナップショットのダウンロードを選びダウンロードします

https://aur.archlinux.org/packages/asoundconf

以下、/home/username/Downloads にダウンロードしたものとします

デスクトップの下部にあるディスプレイ画面のアイコンをクリックしてターミナルを起動させます
そして、以下のコマンドを入力していきます( username は自分のユーザー名に置き換えてください)

$ cd /home/username/Downloads
$ tar -zxvf asoundconf.tar.gz
$ cd asoundconf
$ makepkg -s
    ※処理に必要なパッケージがあると言われた場合は y と答えてインストールします
$ sudo pacman -U asoundconf-1:1.2-7-any.pkg.tar.zst

今回のバージョンは asoundconf-1:1.2-7 ですが、当然違う場合もあります
調べるためには下記のコマンドを打つことで、そのフォルダ内のファイルを確認することが出来ます

$ ls

インストールが終わったら設定を行います
方法は、Settings(設定)→ Default Sound Card から選択する方法と下記のコマンドによる2つの方法があります
どちらかで設定を済ませて、再度下記に記述のスピーカーテストを行って下さい

$ asoundconf list

これでサウンドカードが全て表示されます
今回 HDMI と PCH が出てきたとします

HDMI
PCH

そして、デフォルトカードを指定します
今回は PCH を使うサウンドカードとします

$ asoundconf set-default-card PCH	

そして、スピーカーテスト

$ speaker-test -l 4

これで音(雑音)が出るはずです

一旦ログアウトして再度ログインをして下さい

試しに Youtube の プロジェクトEGG が投稿している PC-8801mkIISR 版 ハイドライド3 の動画で音が鳴るか試しましょう

ブラウザのインストール1

以下のコマンドを実行してインストールするだけです
自動的に アプリケーション → インターネットに追加されます
また、ブラウザのインストールが今回が初であれば、デスクトップ下部にある地球をもしたアイコンをクリックすることでも起動できます

$ sudo pacman -S firefox

すると、以下のどちらを選ぶか表示されますが、デフォのままでいいと思いますのでリターンキーを押します
リターンキーを押すことでデフォルトが選択されます

resolving dependencies...
:: There are 2 providers available for jack:
:: Repository extra
   1) jack2  2) pipewire-jack

Enter a number (default=1): 

多くのパッケージが出てきますが、必要ですのでそのまま y と入力してインストールを続行します
Firefox だけを選んでもいいし、次の Vivaldi だけを選んでもいいし、両方選んでもいい
それはあなたの自由だ(世界樹脳 
ブラウザのインストール2

もう一つブラウザをインストールします

$ sudo pacman -S vivaldi

以下のコマンドを実行することで FireFox と同様に登録されますが、デスクトップ下部の地球のようなアイコンをクリックしても起動しません

もし、Vivaldi をデフォルトブラウザとする場合は下記の作業を行います
アプリケーション → 設定マネージャー → デフォルトアプリケーション から切り替えることが出来ます
テキストエディタのインストール

デスクトップ環境としてのテキストエディタも当然入っていませんので下記のコマンドでインストールします
今回は Gedit をインストールする例です
最初に Xfce4 標準の Mousepad をインストールして、それで満足しているなら必要ありません。

$ sudo pacman -S gedit

アクセサリーのところに登録されます
ペイントツールのインストール

ペイントツールもインストールします
GIMP が有名ですが、今回は OpenCanvas ライクな Krita をインストールする例です
このソフトは ora 保存にも対応していますし Windows で有名な psd 保存にも対応しています

$ sudo pacman -S krita

インストール後は、アプリケーション → グラフィックスに登録されます
オフィスライクソフトのインストール

今回は LibreOffice をインストールする例です
日本語環境もインストールします

$ sudo pacman -S libreoffice-still libreoffice-still-ja

アプリケーション → オフィス に登録されます
同時にインストールすることで自動的に日本語メニューで表示されるようになります
もし、後から libreoffice-still-ja を入れたときは Tools → Options → Language Settings → Languages → Language Of から変更 Restart Now ボタンで再起動後日本語表記に変わります
※ システムの言語を 日本語ロケール( ja_JP.UTF8 )に設定していない場合は、同時に入れても英語表記になりますので、同様に Libreoffice の言語設定を行って下さい
マインスイーパーをインストール

これは個人的に入れたかっただけです

$ sudo pacman -S kmines

ゲームのところに登録されます
動画再生ソフトをインストール

個人的に使用歴の長い VLC をインストールする例と、Xfce4 と親和性の高い Parole を紹介します 

1. VLC
$ sudo pacman -S vlc

2. Parole
$ sudo pacman -S parole gst-libav
※ H264 の動画再生には gst-libav が必要となります

共に アプリケーション → マルチメディア に登録されます
音楽再生ソフトをインストール

本当は Banshee をインストールしようと思ったのですが、公式も AUR もファイルが消えております
というわけで、他に思案していたところ DeadBeef がいいかな、ということでインストールしたので例として上げます

AUR よりパッケージアクション → スナップショットのダウンロード からダウンロードします

https://aur.archlinux.org/packages/deadbeef

以下 /home/username/Downloads にダウンロードしたとします

$ cd /home/username/Downloads
$ tar -zxvf deadbeef.tar.gz
$ cd deadbeef
$ makepkg -s
  ※ 必要パッケージを求められたら y と入力してインストールして下さい(連続で求められる場合もあります
  ※ 結構時間かかります
$ sudo pacman -Q deadbeef-1.9.6-1.pkg.tar.zst

バージョンによってファイル名が変わりますので ls コマンドを使って pacman でインストールする前に確認して下さい

アプリケーション → マルチメディア に登録されます
電卓ソフトをインストール

これもデフォルトでは入っていませんのでインストールします
今回はシンプルな KCalc をインストールします

$ sudo pacman -S kcalc

アプリケーション → アクセサリー に登録されます
システム情報が知りたい

スクリーンショットなどでよく見るアレ
実はデフォでは入っていませんでした
ですので、インストールします

$ sudo pacman -S neofetch

そして以下のコマンドを入力します

$ neofetch

すると、例のシステム情報を見ることが出来るようになります

以上で、基本的なソフトのインストールは終わりです

もし、他に無いか知りたい場合は Arch Linux の公式サイトから検索をかけると出てくるかも知れません。

出てこないかも知れません

それでは。
(/・ω・)/ コロコロコロ =〇

Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です