心象風景にある写真とヘッダーのカエルについて

実家近くの風景

子供のころには当たり前と思っていた風景だが、地元を離れた今となっても心象風景として思い浮かぶのはこの写真の風景。
実家の窓から見えるのは地元の山の風景なのだが、その風景よりもこちらのほうが印象深い。
当時は小~高校の登下校時には必ずこの場所を通っていて、毎日のように眺めていた。
よくある田舎町と同様に、私の地元も過疎化の一方で、この辺りについても無くなった家はいくつもある。
この角度で写真を撮ることができたのはそういった事情もあり、皮肉でもある。

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ヘッダーのカエル

カエルというと鳥獣戯画で相撲を取っているような擬人化が行われていたり、それこそカエルモチーフのキャラクターもいたり、モチーフとしては身近な存在だと思う。
写真のモチーフとしてもありきたりかというとそうじゃないと思うが、この隙間に入り込んだカエルがなんだかおもしろく感じたために撮ったんだと思う。
写真からは読み取ることは出来ないが、このカエルは夜になるとこのまま穴の中に身を潜めていて、朝になるとこの写真のような状態になったのを確認した時は面白く感じた。
自分としては、このカエルが腕を組んでお風呂に使っているような、銭湯の番台に座っているような、稽古待ちの関取のような、そういった印象を受けた。

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