猫たち

被写体としての猫

僕は、実家では物心つく前から猫を飼っていたこともあり、猫がいる生活が当たり前だったので、一人暮らしを始めた時も猫を見かけると自然と声をかけるような変な奴だったと思う。
街にでて写真を撮るときも、街並みや雑踏を覗くよりも、猫を覗くほうが楽しく感じるし、スナップの題材として見るのも猫がいい。
まあ行く先々で常に猫を追いかけるわけでもないので、好きのひとつという感じかな。
この子は実家にいた雉猫の1匹で初めて会ったときは、知らないはずの僕に対して、すぐに甘えてくるような子で、数年間は帰る旅に僕の膝を温めてくれた。

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見返り

猫を撮るときに思うのは、振り返ったり見上げた姿の曲線がとてもかわいらしく思えるということだ。
もちろん猫好きとしては、どのような姿でもだいたいは可愛いと思ってみてしまうのだが……。

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視線に関する空想

見上げる猫、足早に立ち去る猫、こちらを見据えて立つ猫、それぞれでそのときに抱いている感情をいくつか思い出すのだが、後から見てみると、不思議とその時に抱かなかった空想を思い浮かべることもある。
視線の先に何かあったのか、何かに追いかけられていたのか、なわばりを主張していたのか……etc。
答のない空想、いつまでも浸っていられそうな危険な遊びもまた楽しく感じてしまう。

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