10.9両国大会を見てきました

NEVERを取ったタマ・トンガ選手

新日本プロレスのDESTRUCTIONシリーズ千秋楽、10.9両国大会に行ってきました。

年内に関東で行う大きな大会としてはこれが最後という事や、2カ月近いシリーズを走り切った大会という事、タイトルマッチ目白押しだったこともあって多少期待していたのですが、いい試合はあったものの全体的にはちょっと消化不良気味です。

まず、メインがIWGP世界ヘビーなのに、前評判はJ5GのXが誰になるのか?という話題で持ち切り。当日一番の盛り上がりも、第1試合のXこと上村優也の登場だったように思います。

2年ほどアメリカを中心に研鑽を積んできた上村ながら、凱旋初日の試合は人数が多いタッグ戦で、どれほど成長しているのかをじっくり楽しむ機会が与えてもらえなかったのも残念です。

10試合近く組まれた全試合も、個人的に印象に良かったなあと思えた試合はNEVER無差別級王座ぐらいで、他のベルトがかかった試合は全般的に選手が疲れている感じがしましたし、IWGPジュニアヘビー級に至っては、最後の3カウントであからさまにマイクベイリーがリング外で一息ついている様子が見えてしまったので萎えてしまいました。

(STRONG STYLE vs 本隊7番勝負の大団円感は、試合の内容も良かったので満足しています)

あと、全般的にリング外の小さな範囲での闘いが多く、せっかく高い金を払って見に来ているのにとても見づらい試合が続いたり、選手のアピールも正面側ばかりを意識したものが多くて、ライブのお客さんよりも放送の見栄えを重視したような展開ばかりで残念に感じました。

さて、これで1.4東京ドームメインのカードも決まったので、あとはじっくり残りの試合を追いかけながら年内残りのプロレスを楽しみたいと思います。