Linuxでの大掃除 deb系

前提:私はメインでLinuxMint, Ubuntuを使っている。
背景:Linuxのみならずパソコン(スマホも)使っているとカスタマイズされ馴染んでは来るもののインストールやアンインストール、設定ファイルなどが溜まってごちゃごちゃになってくる。WinやMacなどのメジャーOSは書籍などで定期的に整理方法の情報がでるがLinuxでは個々の力量に任されている気がする。そこで、自分なりの整理方法をまとめてみたい。
結論:とりあえずの整理にはUbuntu-cleanerが一番かな?

apt

最近いろいろなインストール方法が増えたとはいえ、deb系でのインストールに重要なパッケージ管理はapt (apt-get), dpkgである。アプリではsynapticとなる。下記のUbuntuCleanerが便利なので、整理のときにコマンドでこれらをいじることはあまりないかも知れない。システムのメンテナンスとアプリの削除時に参考にしてほしい。

apt autoremove アップデートや削除などでいらなくなったソフトを消去する。この際に–purgeをつけると更に設定ファイルも一緒になくなるらしい。

apt autoclean こちらはアーカイブファイルを除去するとのこと。ネットワーク環境が貧弱だった時の名残か、ネットワークのソフトが容易に手に入る今ではアーカイブファイルをとっておくことはあまり意味がない。上のautoremoveと合わせてメンテナンスによく使う。
メンテナンス手順は, apt update, apt upgrade, apt autoremove, apt autoclean。これでソフトのアップデートと整理ができ便利である。
ちなみに、apt cleanというのもあるが、よくわかっていない。

個別のファイルに対する削除コマンド
apt remove [アプリ名] アプリの削除
apt purge [アプリ名] アプリの設定ファイルも除去(削除したのに設定ファイルが残っているタイプ。ホームディレクトリ内のファイルは触らない)

インストールを何度も行っていると、ホームディレクトリの隠し設定ファイル(ドットディレクトリ)に今使われていないアプリの残骸が増えてくる。チェックして、もうすでにないソフトならそのドットディレクトリは消去する。現在インストールされているソフトをチェックするにはdpkg -lまたはsynapticを使うとよい。

dpkg -l インストールされているパッケージ一覧 (synapticでも見れる)
dpkg -L [アプリ名] インストールした時のファイルの一覧

Ubuntu-cleaner

これは整理に用いるお手軽で便利なソフト。LinuxMintでソフトウエア管理でインストールできなかったので、SicklyLifeBlog様にてリポジトリをチェック。
書かれていたadd-apt-repositoryに-n -yがついているとうまく動かなかったのでこれを消してリポジトリーに加えた。その後は通常通りインストール。(-n -yを消してよいかは確認していません。あしからず)

何はなくともとりあえずきれいにしておこうというときには、大変便利なソフトだ。今回、Ubuntu20.04でも使えるということで大変嬉しい。

このあと

さて、必要最低限のインストールアプリとその周辺の整理はできた。しかし、今はなき九龍城のようにゴテゴテになっているストレージ内を整理するには、ディレクトリの整理、整頓が必要だ。今後改めて考えよう。

参考資料
[Ubuntu] apt-get まとめ aptの使い方がよくまとまっている。
Sickly Life Blog Ubuntu 20.04対応のPPA一覧 ubuntu-cleanerの資料として参考にしたが他の有用なソフトのリポジトリもたくさんある。

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